「石黒さんのファンタスティックガーデン」
「トピアリー」ってご存知ですか?庭の木を幾何学模様や動物の形に刈り込んだ、緑の彫刻のようなものなのですが、今回ご紹介する造園家の石黒さんのお庭は、動物のトピアリーが遊ぶファンタスティックガーデン。造園家が作った趣味のお庭には、プロならではのこだわりがいっぱい詰まっています。さぁ、盗めそうな技を探してみましょうか。
「トピアリーや遊びごころいっぱいの小道具が庭のエッセンス」
「かわい〜い!!」・・・ 石黒さんの庭を訪れた人たちからは、ほぼ、このような感嘆の声があがります。カントリーブルーの外壁が可愛い小さなお家。お庭のお出迎え役は、ツゲの木をクマ、ウサギ、ブタなどの形に刈り込んだトピアリーの動物たち。庭の入り口には真っ赤なアンティークのポスト。足元には、不釣合いな「カバ」も隠れています。そのカバを横目に目を移すと、お宝でも入ってるかのようなツボが壁の崩れかけたところから出現し、ふと屋根を見上げると、ナント!中華なべのアンテナが・・・!!次から次とビックリする「シカケ」がいっぱい。カントリーなアンティーク小道具もさりげなく置かれ、まるで、何年も前からそこにあるかのよう・・・。


最近の自信作、ピザ窯 |
半年前にお伺いした時にはなかったレンガのオーブンは最近の自信作。レプリカの炎を見て「火が燃えてますよ」とわざわざ言いにきた人がいたほどの出来栄えなのです。
「目指すはひたすら楽しく、愉快な庭」
石黒さんが手がける造園の仕事の90%が日本庭園です。日本庭園では、刈り込み方やお手入れの仕方にルールがあります。また、そのルールに従ってこそ、庭園の魅力を引き出すことができるので、セオリーを無視した庭造りはできません。石黒さんは決まりごとのない、自分好みの庭を作りたかったと言います。「コンセプトは初めて海外旅行に行ったときの機内食のプレート。いろんなものがゴチャゴチャ乗っていて、見て楽しく、ワクワク得した気分になる感じかな。おもちゃ箱をひっくり返したような楽しく、愉快なガーデンを目指しているんだよね」と話す口調はまるで、少年のようです。
「錆びたものや古いからこそ出せる味、そして手作り・・・」
楽しく愉快を演出するのに欠かせない、凝りに凝った小道具の調達先は?と聞いたところ、「ネットオークション」と「粗大ゴミ」という返事が・・・。「ネットオークション」はガーデン小物とかカントリー小物のサイトで探します。
そして、なぜ粗大ゴミ?・・・というと、実は錆びたもの、古いものが大好き。錆びているものを見つけるとすぐ拾ってきてしまいます。粗大ゴミ置き場は石黒さんにとって、「宝の山」のように見えるのでしょうね。入り口にさりげなく立てかけられた、皮製のサドル(昔はみな皮製だった)のついた自転車も粗大ゴミ置き場にあったものです。仕事先で見つけた古い納屋に使っていた板も新品では出せない風合いの貴重な材料になりました。
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