キッチンガーデンの主役が野菜だとすると、ハーブは名脇役。料理にハーブをプラスアルファしてみませんか?たとえば、肉料理や魚料理に使えば、肉や魚のにおいを消してくれますし、さらに風味もアップ。オムレツやクリームチーズ、マリネなどに使えば、味にアクセントがつきますし、飾りとして使えば、いつもの料理が、たちまちおしゃれな一皿に変身します。そのうえ、消化を促進したり、元気になったり、リラックスできる成分が含まれていて、体にも良いのです。
難しく考えずに、まずは育ててみて、いつもの料理にハーブを添えてみましょう。



使い方

効能
育て方ワンポイント

■ローズマリー
シソ科
常緑性
低木

肉料理、魚料理、ポテト料理にクッキーやケーキに焼きこんでも 強壮、精神安定、消化促進。抗酸化作用、抗菌作用。記憶力を高めるとも 日当たり、水はけの良い土で乾燥気味に育てる。寒冷地では冬場は室内に。挿し木も簡単。
■セージ
シソ科
常緑性
小低木
肉料理に、ハーブティーにソーセージの“セージ”はこのハーブから。ハンバーグ、トマトやチーズを使ったイタリア料理にも 防腐効果があり、肉の保存に使われた。肉料理に入れると、胃がもたれない。精神安定、強壮、疲労回復、殺菌など 薬効があるのはコモンセージ。日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好む。3〜4年で挿し木苗を作って株を更新
■タイム
シソ科
常緑性
小低木
肉料理、煮込み料理に煮込んでも風味が損なわれないので、スープやシチューの風味付けに。ビネガー、オイル、ティーにも 防腐、殺菌効果のあるティモールという成分が含まれる。ティーにして飲むと、喉の痛みやセキ、タンに効果 日当たり、水はけの良い乾燥した場所を好む。茂ったら、蒸れ防止に収穫して、乾燥保存を。挿し木で簡単に増やせます
■パセリ
セリ科
2年草
種類を選ばず、和、洋、中、何でも使える。熱で香りがなくなるので、仕上げに入れる。ブーケガルニやフィーヌゼルブの主材料。 ビタミンAやC、鉄分を多く含み、決行を促進し、消化や利尿作用がある。イタリアンパセリはカールドパセリより香りが強い。 直根性で移植を嫌う。乾燥や夏の強い日差しを嫌う。水やりはこまめに。
■ロケット
アブラナ科
一年草
サラダ、薬味に。葉にゴマに似た風味とクレソンのような辛味がある。トマトソースにもあう。 カルシウムを多く含む。ビタミンCも。 発芽しやすく、真夏と真冬を除けば種まきできる。一日中、日が当たる場所だと、葉が硬くなるので半日、日陰になるような場所が良い
■チャイブ
(シブレット)
ユリ科
多年草
みじん切りにして、スープやサラダ、オムレツ、ソース、炒め物など。和、洋、中いろんな料理に カルシウムやカロチンを含む。風味づけと同時に防腐や殺菌効果も やや湿り気のある土で、半日陰でも育ちます。乾燥が苦手。混植すると害虫を防ぐ効果があり、畑や花壇の縁取り、果樹やバラの近くに植えてみても
■タラゴン
キク科
多年草
タルタルソースやラビゴットソースなどの香り付けとして使われ、フランス料理には欠かせない。バターやチーズにもあい、オムレツに入れても 食欲を増進させ、消化を促進させるので、胃に優しい効果がある。 使うのは風味が良いフレンチタラゴンを選びます。日当たりと水はけの良い土を好む。暑さを嫌うので、風通しの良い場所に。耐寒性あり。
■バジル
シソ科
一年草
ニンニクやオリーブオイル、トマト、チーズなどと相性が良い。たくさん収穫できたらバジルペーストに。ペーストを冷凍保存しておけば、冬の間も使えます。 強壮作用があり、食欲を増進させるので、夏バテをふきとばしてくれる。 日当たりの良い肥沃な土地、適度な水分を好む。大きく育つので元肥や追肥を忘れずに。まめに摘心をしながら育てると、こんもりして、収穫量もアップします。コップで挿し木も可。
■オレガノ
シソ科
多年草
ミートソースやピザなどのイタリア料理には欠かせない。フレッシュでサラダや飾り付けに。風味付けにはドライにしてからのほうが香りが強くなる。ハーブティーにも。 消化促進、殺菌作用など。胃腸の働きを助ける。可愛い花をドライにしてポプリやリースに。イギリスにはオレガノを使った恋占いもあるとか。 乾燥気味で水はけの良い場所を好む。半日陰でも育ちます。根の周りが早いので、2年に一回くらいは植え替えを。挿し木で簡単に増やせる。

ここで紹介したハーブは、キッチンで使えるハーブのほんの一部です。ハーブティーなどに大活躍のミントやレモンバームなども使いやすいハーブです。是非育ててみましょう。
  ▲バジル ▲タイム
▲ローズマリー ▲オレガノ ▲ワイルドストロベリー

 


料理に大活躍するキッチンハーブ。何種類かを寄せ植えにしておくと、新鮮なハーブをいつでも使うことができます。寄せ植えのコツは、性質の似たものどうしを一緒に植えること。日当たり、水はけ、風通しが良い環境で育てましょう。

1. 材料を用意します。
容器、培養土、鉢底石
ハーブ(ローズマリー、セージ、タイム、チャイブ、 フレンチタラゴン、パ セリ、イタリアンパセリ、ワイルドストロベリー、ロケット)



2. 水はけをよくするために、鉢底石を入れます。
3. 容器の半分くらいまで、培養土を入れます。
4. 植える前に、苗を植える場所をあらかじめ決めておきます。
背が高くなるものは後ろに、横に広がるものは容器のふちにかかるような場所がよいでしょう
5. 植えはじめます。それぞれの根鉢の高さがそろうように植えましょう。

6. 土と土の間にすきまができないように、割り箸などでつつき、しっかり土を入れ苗を安定させます。このとき土を押さえつけないにしましょう。押さえつけると通気性が失われてしまいます。
7.  植え終わったら、鉢底から水が流れ出るくらいに、水をたっぷり与えます

 


ほとんどのハーブは他の植物に比べて、驚くほどよく育ちます。枝や花を収穫すると、ほとんどが、脇からまた枝が伸びて、たくさん収穫できるようになります。逆に収穫しないで放っておくと、葉と葉が込み合って、風通しが悪くなり、病気が発生しやすくなります。収穫すればするほどハーブにとってもよく、長く収穫を楽しめるのです。

 
 
 
伸びすぎて、姿が乱れたパイナップルミント。収穫をかねてきり戻しをします。
株の3分の1くらいのところ
で、新芽が出ているところで切ります。他の枝も切って風としを良くしましょう。

収穫後。
すっきりしました。

 




▼材料(2人分)

▼作り方
  • ローズマリー : 長さ5cmを3本
  • 冷凍フライドポテ ト: 100g
  • 植物油、塩
ローズマリ-の葉を茎から外す。揚げ油を中温に熱し、 フライドドポテトとローズマリーを入れ、カラリと揚げる。油を切って器に盛り、塩を少々をふる。



▼材料(4人分)

▼作り方
  • 卵 4個
  • 生クリームor牛乳 : 大さじ2
  • チャイブ・タラゴンの刻んだもの : 各小さじ1
  • バター、塩、コショー
1. ボールに卵を割り、生クリーム、塩、コショーを入れてとき混ぜます。さらにハーブも加えます。
2. 熱したフライパンでバターを溶かし、1. を流します。
3. 半熟になってきたら、形を整えます。
4. 火を止めて、皿に盛り好みでトマトソースやケチャップをかけます。


(ハーブの香りで冷めても美味しくいただけます)

▼材料(4〜6人分)
  • 鶏モモ肉(皮付き) : 大3枚
  • マリネ液
    • ハーブ(ローズマリー、セージ、タイムなど) : 大さじ1
      ※今回はフレッシュハーブを使ったが、ドライハーブでも 良い。
      ※ドライの時は、量を3分の一くらいにする。
    • ニンニク : 一片
    • レモン汁 : 小さじ2
    • 粒マスタード : 大さじ1
    • 塩、コショー : 各少々
    • オリーブ油 : 大さじ4

▼作り方

1. 鶏肉は余分な脂肪をとり、1枚を半分に切る。
2. ハーブは細かく刻み、ニンニクはすりおろす。レモン汁、粒マスタード、塩、コショーと合わせる。油を少しずつ混ぜ、マリネ液を作る。
3. 肉の皮と身の間にマリネ液をぬり、バットなどに並べる。残ったマリネ液を全体にぬり、一時間以上置く。
4. 天板にとり肉の皮を下にして並べ、マリネ液をかけて両面に塩を振る。
180℃に熱したオーブンの中段で約15分焼き、裏返してさらに15分、表面をパリッと焼く。
(フライパンで両面を焼き、最後にオーブントースターでカリッと焼き上げても良い。)



(フレンチタラゴンで作っても)

▼材料(4〜6人分)
  • クリームチーズ
  • パセリ、セージ、ローズマリー、タイム : 適量
  • ニンニク : 一片
  • オリーブ油、塩、小ショー
▼作り方

1. ハーブをみじん切りにする
2.  ニンニクをみじん切りにしてオリーブオイルでこがさないよう いため、塩・コショーをする
3.  クリームチーズに1.と2.を混ぜる

作って2日後くらいで、味がなじんできておいしくなります。フランスパンやクラッカーつけてどうぞ。



ハーブを育て始めて5年。最初は育てるだけでしたが、やはりハーブは使ってこそ価値があるもの。
本当にさまざまな使い道があり、知れば知るほど奥の深さがわかってきて、楽しさも増してきます。
身も心もりフレッシュ、そんなハーバルライフ、始めてみませんか?


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