記録的な涼しさと言われた今年の夏ですが、9月に入ってから、思い出したような暑さが続いたところもあるようですね。涼しかったのと雨が多かったので植物の生育はいまひとつ、でもいつもはだめになってしまう涼しい気候が好きな植物は良かった、なんて話も聞こえてきます。まだまだ、元気な夏の花もありますが、庭ではハギやオミナエシが咲き始め、スススキの穂も出てきました。

そういえば、秋の草花って、風に揺れるものが多いと思いませんか。今回は、そんな秋の草花を集めて、秋らしいコンテナガーデンを作ってみました。組み合わせのコツなどもご紹介していますよ。



秋の寄せ植えのバリエーション・・・・組み合わせるポイントは?
季節の変わり目は、模様替えをしたくなったり、周りの風景のイメージチェンジをしたくなります。季節の風に誘われて「さて、寄せ植えを作ろう」と思い立ち、園芸店に足を運んだはいいけれど、色とりどりの花の前で、どう組み合わせて良いのか迷ってしまうことも。どれをどう組み合わせたら素敵になるのか、植え方にもコツがあるのか・・・「花選びのポイント秋編」参考にしてみてくださいね。




寄せ植えに限らず、色は第一印象を決める大きな要素です。パッと見た印象のイメージカラーをまず、決めましょう。一目ぼれした好きな花をメインに決めてもいいですし、周りの風景を考えて決めてもいいでしょう。

赤をメインにした組み合わせ
センニチコウ(ストロベリーフィールド)
カレックス・パープルブラウン、ユーカリ、コリウス(銅葉)ニチニチソウ、ベアグラス、ミニトウガラシ(銅葉)

白をメインにした組み合わせ
ジニア、ペンタス、ニチニチソウ、ランタナ、カレックス、ハツユキソウ、イポメア・ブラック、ヤマホロシ

黄をメインにした組み合わせ
ルドベキア、キバナコスモス、サルビアパテンス、ニチニチソウ、カレックス(緑葉)、ヤマホロシ、ベアグラス

<同系色でまとめる>
 一番無難でまとまりやすい組み合わせ。ひとつの色を中心に隣り合った色を3〜4種類ほど組み合わせます。全体的にやわらかい印象に。
<反対色を使う>
 赤と緑、青と黄など、反対色の組み合わせはメリハリのきいた感じになります。それぞれの色が強調しあって際立った感じに。同系色のものと比べると強い印象を与えます。
<数種類の色を使う>
何色か違う色を使う時は3色くらいでまとめると良いでしょう。あれもこれもと入れたくなりますが、限られた面積では、なるべく色数を抑えたほうがまとめやすい。
<白を使う>
 配色に悩んだときは一番の逃げ道。白は他の色とのつなぎ役を果たして、どんな色にも違和感なく、調和します。全体的に優しいイメージが生まれます。



葉っぱそのものの形、質感、色、大きさを考えて組み合わせると、花がない時期も葉の美しさで魅せることが出来ます。また、違う花の組み合わせでも葉が同じだと、単調な感じに見えますし、逆に花が同じ印象でも葉が違うとメリハリの効いた印象になることも。葉も花に劣らず、魅力がいっぱいです。
<葉っぱの形に注目!>
丸い、細い、長い、ギザギザ、切れ込みのあるなど。





<葉っぱのテクスチャーに注目!>
テカテカ、ひらひら、すっきり、ピカピカ、ふわふわ、つやつや、マットな感じなど。
形が同じでも、テクスチャー(質感や素材感)が違うと印象が変わってきます。
<葉っぱの色に注目!>
明るい緑、濃い緑、黄色、銅色(ブロンズ)、銀色(シルバー)、斑入りなど。
<葉っぱの大きさに注目!>
大きい、小さい。




植物の育ち方は様々です。寄せ植えをするときには、これを利用して組み合わせるとアクセントや動きがでますし、植物どうしが成長する空間を分け合うという住み分けの効果もでてきます。

<上に伸びるもの・・・上下の空間を埋める> 
まっすぐ力強く伸びるもの、柔らかに斜めに伸びるものがあります。直線的に延びるものばかりだと硬い印象になります。風に揺れる感じにしたいときには、茎の柔らかいものを。
今回の素材からの例:ユーカリ、グラス類、サルビア、センニチコウ、キバナコスモス


<こんもりと育つもの・・・左右の空間を埋める>
こんもりとした印象の寄せ植えを作るときは、このタイプの植物だけでも良いのですが、地際は茎だけになりがちな上に伸びるものに、こんもり育つものを一緒に植えると、茎が目立たなくなるばかりか、寄せ植えに変化が出ます。
今回の素材からの例:ニチニチソウ、ジニア、コリウス、トウガラシ
<横に這うもの、下垂するもの・・・縁や下方を埋める>
横に這うものや垂れ下がるものを使うと植物とコンテナが一体の印象を作ることが出来ます。
今回の素材からの例:ランタナ、ヤマホロシ、イポメア、ベアグラス




<ススキに代表されるようなグラス系の植物を入れる>
近頃注目されているグラス。上にスッと伸びたり、横の広がったり、風に揺れる細い葉っぱや穂は、コンテナ全体に動きを出してくれます。今回使用したのは、カレックス(銅葉と緑葉)とベアグラス。より明るい表情の斑入りのタカノハススキ、細い葉っぱのイトススキ、狐の尾っぽのような穂が出るペンニセタム(ギンギツネ)もおすすめですよ。




<銅葉と言われる赤や黒系の葉の植物を入れる>
木の実や紅葉を連想させる銅色は秋を感じさせる色。秋の表情を演出できます。銅色と一口に言ってものブロンズ、コッパー、チョコレート、ワインレッドなど様々。組み合わせ次第で表情が変わってきます。
今回使用したのは、コリウス、イポメア・ブラッキー、バジル。
他には葉がブロンズのダリヤやベゴニア・センパフローレンス、存在感のあるニューサイラン、ワインカラーのアカバセンニチコウなど。




1.植物をポリポットのまま、プランターの中に並べ、レイアウトを考えます。
・植物の向き、育ち方は?→日当たりの向きは?
・置き場所、周囲の環境は?→3方向から見るのか、4方向からみるのか。
・背の高いものは後ろ、背の低いものは前に。
2.植える位置が決まったら、植え始めましょう。
3.土の表面が平らになるように、根鉢の高さをそろえましょう
・根鉢の一番大きなものから、植えると高さが揃いやすい。
・茎の部分が土にもぐらないようにする
・根鉢が土の表面より飛び出さないようにする。

4.ひとつづつ足していくように植えていきます。
苗と苗の間の扇状に開いた隙間に、しっかり土をいれましょう。
5.水しろ(ウオータースペース)をとります。
6.根鉢の肩の部分を軽く押えましょう。この時、周りの土は押さえつけない。
7.レイアウトどおり、全部植えたら、苗と苗の間に隙間ができないように、
割り箸でつつきながら土を足します。


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