「センス良く見せるコツは組み合わせ。色々試して楽しんで・・・」
「冬に誘引したモッコウバラが咲きました」という電話があり、Kさんのお庭を訪ねたのは5月初旬。Kさん宅への路地を入ると、何とも可愛らしく、繊細に誘引されたモッコウバラが目に飛び込んできました。甘いクリーム色のモッコウバラはお庭に通じるフェンスにまで、ほろほろと絡み、まるでファンタジーの世界への入り口のよう。
玄関脇にあるオレンジ色とブルーのウエルカムコンテナは色の組み合わせと背の高い植物と低い植物の組み合わせがポイント。寄せ植えの基本をきっちりおさえています。ガーデニング好きの人に人気のイギリスの有名なコンテナメーカー“ウィッチフォード”のテラコッタ鉢も植物たちを引き立てていました。
木の風合いがナチュラルなフェンスの足元には、様々な宿根草が・・・。
ライム色のリシマキアの合間からのぞくオレンジ色と赤いパンジー、
2色の斑入りのツルマサキをバックにしたシルバーリーフのスイセンノウの葉の組み合わせには、オシャレなセンスの良さを感じさせます。
「通り抜ける小径、くつろげるテラス、ゾーニングをすることで奥行きのある空間に」
手入れの行き届いた庭は、実に様々な植物が、植えられていました。お庭そのものは決して広いわけではありませんが、コーナーの作り方の妙なのか、奥行きが感じられます。
お庭を全体としてとらえるのではなく、アーチをうまく使い、庭の奥に招き入れる小径。コンテナで囲まれガーデンテーブルが置かれたくつろぎのスペース。家の壁や塀を利用した壁面の花のあしらい。 作業道具をまとめたバックヤードスペースも廃材を使って、見せる収納に仕立てていました。植物のセレクトを見るだけで、本当にガーデニングが好きなんだなあ、というのが伝わってくるお庭ですが、あれもこれも好きな花を好きなだけ植えるのではなく、色はもちろんのこと、花の大きさ、葉っぱの質感のメリハリの利いた組み合わせは本当に見事。植えっぱなし、植え放題の庭になってしまう私には、なるほどと、うなずくことばかりです。
「植物を生き生き育てる基本は、やはり土作りにありました」
こんなに素敵なKさんのお庭ですが、こだわりを聞いてみると、「一番大切にしているのは土作り」という答えが返ってきました。 土が固くしまって、水はけの悪い土や、いつも水の通り道になっていて、ジメジメしている場所では、植物を植えてもうまく育たなかったり、病気になりやすかったりします。Kさんは、いつもスコップ片手に、腐葉土や有機質の堆肥をたっぷり含んだ土作りを心がけるようにしています。「それでも育たないものもありますが、この子はうちの環境には合わなかったのね、とその植物はあきらめるようにしています」と言います。日当たりや風通しの関係ですべてがうまくいくわけではないのだとか。あきらめることで、ストレスを最低限にすることも、ガーデニングを楽しむコツなのかもしれません。
Kさんは、自宅の庭ばかりではなく、近くの駅前花壇のボランティアもしています。年の離れた若いボランティア仲間や友達とのガーデンやショップめぐりにも良く出かけます。ボランティア作業やいろんなガーデンを見ることは、参考になることも多く、発見
もあるそうです。自分の庭はまだ、完成ではなく、まだまだ、あちこち手を入れたいところもある発展途上の庭というKさん。実際に出かけて、足で歩いていいものにめぐり合う。そこで出会ったものが、Kさんのお庭の次のヒントになるのかもしれません。
Kさんセレクト、プリティコンテナガーデン
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パンジー2種、スイートアリッサム、エレモフィラ、アネモネ
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ディモルフォセカ、ルピナス、
レースラベンダー、イベリス・キャンディタフト
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プリムラ、ヒゴスミレ
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| チューリップ(スプリンググリーン)、アレナリア・モンタナ |
パンジー、スイセン
(パルボコデューム ) |
ストロベリーキャンドル、ネメシア、プレクトランサス、ディアスシア、チョコレートコスモス |
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