弧を描くような若草色の葉がフワフワと伸び、お部屋を優しい雰囲気に演出してくれる“アスパラガス・スプレンゲリー”。インテリア雑誌をよーく見てみると、紹介されている読者のお家にもインテリアグリーンとして、良く使われているのを発見します。吊るしたり、壁にかけたり、皆さん素敵に飾っているので、一見上級者向け?と思われがちですが、実は、とっても丈夫で育てやすい初心者向けのグリーンです。


学名 Asparagus densiflorus cv. Sprenger
和名 スギノハカズラ
科名 キジカクシ科(ユリ科)
属名 アスパラガス属
属名はギリシャ語のasparasso(刺す)に由来しています。


可愛らしい実、これから紅くなる。
まだ、つぼみです。
「アスパラガス・スプレンゲリーは、こんな植物です
吊り鉢に向く多年草です。茎が叢生(ひとつの株から、何本もの葉や茎が生えるような形態)で、四方に広がり長さ1メートル位になります。生育期には、細いアスパラガスのような小枝を次々に出し、長さ1〜3cmくらいの葉をつけます。でも、本当の葉は退化してとても小さく、葉のように見えるものは、枝が葉のように変化したもの。仮葉(*)と呼ばれています。枝には小さな棘があるので、少し気をつけて。初夏にはピンクがかった、白色の香りのある小花が咲きます。秋につく1cmくらいの紅色の実も可愛らしい。
*仮葉・・・ここでは便宜上「葉」で紹介しますね。

置き場所
基本的には、お日様が大好きです。あまり日の当たらない北側の玄関などでも枯れませんが、見た目に綺麗な姿に保つためには、やはり日当たりが大切です。家の中なら、できるだけ明るい場所で育ててあげましょう。夏は直射日光を避け て、レースのカーテン越しなどに。
温度
新芽が次々と出てくるような生育に適した温度は20度から25度くらい。でも、耐寒性は強く、0℃以下にならなければ屋外でも大丈夫です。冬は凍らないところに置きましょう。
水やり
乾燥には強い。表面の土が乾いてから、鉢底から水がたっぷり流れ出るくらい水やりをします。空気が乾燥すると、ハダニが発生しやすくなるので、霧吹きなどで保湿してあげます。
肥料
真夏を除く生育期に、薄い液肥や緩効性の置き肥をあげる程度。
通気性と水はけの良い普通の培養土で良いです。室内でしたら、観葉植物の土を使っても。
増やし方
株分けで増やします。時期は生育期の5月から9月くらいが良いでしょう。
植え替え
根の成長が早いので、小さめの鉢の場合、すぐに根詰まりしてきます。根詰まりを起こすと、葉が黄色くなったり、落ちてきますので、元気がないと感じたら, 植え替えましょう。

アスパラガス・スマイラックス
アスパラガス・メイリー

アスパラガスの仲間
アスパラガスの仲間は100〜300種といわれています。食べられるアスパラは一種だけです。
観賞用には、丸葉系でつる性の“スマイラックス(別名アスパラコイデス)”。モールのような葉が上向きに密生する“メイリー”。細かい葉が羽毛状に密生し、切花を引き立てるグリーンとしても人気の“プルモーサス・ナヌス”それぞれ、とても丈夫でおすすめの仲間です。


●こんなところで育ってます。
日当たりの良いベランダで。
ほとんど日があたらない北側の玄関。耐陰性のあるユッカやコニファーと寄せ植えしても。
とある、レストランのエントランス。さらに明るい葉の斑入りツルニチニチソウとの組み合わせ。葉色の変化がなかなか素敵。
細いアスパラガスのような新芽

何年も前のこと、ある住宅展示場のサンルームで、とても素敵なハンギング仕立てになったアスパラガス・スプレンゲリーを見かけました。

それから、大好きな観葉植物のひとつになり、家のあちこちに置いてありましたが、寒かった今年の冬、朝日もあたらない北側においてあったスプレンゲリーは枯れてしまいました。雪が降っても、何年も植えっぱなしだったのですが・・・育てている方、お宅のスプレンゲリーはいかがですか?



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