こんにちは!Collectibles Gardenです。前回の“冬の散歩道”はいかがでしたでしょうか?
今回は、イギリスの生活になくてはならない、パブにスポットを当ててみました。

イギリスに訪れたなら1度は体験して欲しいことにカントリーパブがあります。
夏ならパブガーデンでのんびりと。10時近くまで沈まない太陽の下、その日あったことをパートナーとのんびり話す時間というのはとてもいいものです。
冬なら断然、暖炉の前で飲み交わしたいもの。私はアルコール類を大好きなのにビールだけは飲めないので、ウォッカとオレンジジュースを飲んだり、ラムとコークを飲んだり、お酒の気分ではないときはレモネードだけを頼んだり、寒い夜には紅茶を頼むこともあるのですが、たまにバーマンに「誰が紅茶なんて飲むの?」と驚かれてしまいます。
というのも、昼間ならパブで紅茶もまあ理解できるらしいのですが(それでもかなり珍しいらしい)、夜にパブに足を運んでまで紅茶を頼むと言うのは、こちらイギリス人からすると信じられないことのようです。

イギリス人はお酒に強いからか、昼間からパブで1杯やっている姿が多く見られます。平日でもスーツ姿のサラリーマンが新聞片手にビールを飲みつつランチタイムを過ごしている。顔色ひとつ変わらないのだからすごいですよね。昼間から飲むだなんて、とカルチャーショックを受けていた私も、いつの間にかランチに1杯(といっても週末だけですよ)することに何の抵抗もなくなってしまいました(笑)。

さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したいのはカントリーパブのインテリア。
大体パブの建物は築100年200年(もっと遡って400年というところも!)と古いことが多いので、その外観だけでもカントリーファンにはたまりません。
パブを見つけるのはとても簡単。壁からにょきりと看板が横に突き出しているから、離れたところからでもすぐにわかります。たまに壁から突き出すのではなく、柱の上に大きい看板があることもあるけれど、どちらにしても見つけやすいことには変わりありません。
私の住む町Walton-on-thamesにあるOld Manor Innは後者のパターン。

看板の上にはニワトリまでついていて、ここまで仰々しい看板があれば間違いなくパブとみていいでしょう。この日は人が多くてOld
Manor Innには入られなかったけれど、その外観をご覧下さい。白壁とオレンジに光るランプが何とも美しい!
看板はそのパブの名前通りのイラストになっていることが多いのも特徴です。「Cross Keys」だったら鍵がクロスしている絵、「King
George」だったら王様の絵と。

Old
Manor Innのすぐ近くのパブ「Swan」の看板も名前通りに白鳥の絵。テムズ川沿いにあって、川にはたくさんの白鳥が群れています。夏ならガーデンに座って白鳥を眺めながらのランチを楽しむところだけど、寒くて小雨まで降っている日は暖炉を求めて室内へ。
出入り口の近くには黒板に書かれたバレンタインの特別メニューの案内が。 Swanのインテリアは、典型的なイギリスパブのスタイルだと思います。赤々と燃える暖炉に、壁にはたくさんの絵。オーナーの趣味と思われるランプシェードやカーテンはピンク系でまとめられています。暖色使いの素敵なパブはイギリスでは本当に多くて、特に木枯らしの吹く寒い日はこのような色合いにこそ癒されてしまいます。
ランプシェードの形もアンティーックっぽさがいっぱい。ちょっと薄暗いくらいが暖炉の火も楽しめてちょうど良い感じです。

梁の上にずらりと並んだオールドボトル。やけに可愛いピンクの布蓋がついたポットは、カスタードソースの入っていたもの。カスタードソースのポットは初めて見たなあ、欲しいなあ、とパシャパシャ写真撮影をしてしまうほどです。私たちも、ちょうどお昼時だったのでこのパブでランチもすることにしました。主人はイギリスの伝統料理、

Fish
And Chipsをオーダー。これは魚をからりと揚げたものとフライドポテトがセットになっているものです。パブで頼むと大抵これにサラダがついて来たり、茹でたにんじんやグリーンピースがついてきます。魚にはレモンを振りかけて。タルタルソースで食べるのも美味しい!

私はイギリスの生んだインド料理Chicken Tikka Masalaをトライ。イギリスには歴史の関係でインド人がとても多く、独自のインド料理もかなり発達しています。イギリス料理は概して評判がよくないけれど、最近のグルメブームでどんどん美味しくなっているし(ツーリスト相手のレストランはまだまだいまいち)、ちょっと不安ならインド料理を頼めばほぼ外れがありません。ただ、とてつもなく辛いこともあるので、辛さが苦手な方は事前に確認をした方がいいかも。

食べていると「Is
everything all right?」とウェイターの男の子が聞きに来てくれました。「とってもおいしい」と答えると、隣でウォークマンを聞いていたおじいさんが「私はとても元気だよ」とウェイターに話し掛け始めました。田舎のパブではよく見かける風景。リタイアしたおじいさんなどはほぼ毎日一緒のパブに通うから、ウェイターとも顔なじみになるわけです。
周りを見るとおじいさんばかり。きっとみんなこの小さな街で見知った仲間なんでしょうね。この手のローカル・パブ(反対に観光客メインのパブはツーリスト・パブと呼ばれる)は、なかなか最初は入りにくいかもしれないけど、田舎のパブで働いている人たちはやさしいことが殆どだし、田舎に行けば行くほどカントリーなインテリアを楽しめます。 美味しい料理に美味しいお酒に、まねしたいインテリア。
イギリスに来たら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。