Bonjour!  petite parisのhiromiです。顔を合わせると「Bonjour!」(ボンジュール)の挨拶の次に飛び出す会話は、何の疑いもなくバカンスの話がこの時期の定番。ここフランスは世界中で最もバカンスを愛する(笑)国。(そしてバカンスを楽しむのもとても上手!)家族で過ごすこの時期のバカンスのために日々働いていると言っても過言でないくらいです。私ことの住むパリでも観光地以外はお店も「夏のバカンス中のため休業中」の手書きの張り紙を残し、1ヶ月近くもお休みなんてことも珍しくありません。
もちろんお客さんも「バカンスなら仕方ない」と寛大。日本の倍くらいのゆっくりスピードで時間が過ぎていく感じはこんなところにも秘密があるのかもしれません。

 



そしてバカンスと同じくらい(年間通して)話題にのぼるのはブリコラージュ。ブリコラージュとはいわゆる日曜大工、D.I.Yです。特にフランスの田舎町に行くと“日曜大工”とは決して言えないほどの本格的な「家づくり」を夫婦で楽しむことも多いようです。
古い家を買って自分たちで床をはがしたり、壁を抜いたりして自分達の生活スタイルにあった家づくり。リフォーム前の古い家の中を歩きながらホコリやススやクモの巣をかき分けて(笑)頭の中でイメージを膨らませていくのは、お腹に居る赤ちゃんに話しかける時と同じくらいワクワクすることでしょう。

 



▲出たままの天井の梁がフランスの田舎っぽい。大きなテーブルもかなり古いもの。
パリから車で南方へ約2時間、ロワール川流域にあるOrleans(オレルアン)は100年戦争のさなか、ジャンヌダルクが救った町として有名です。そこから更に草原や畑の間を2時間くらい車を走らせたところにある小さい村。そこにある素敵なお家のホームパーティにおじゃましました。
▲木の窓枠も乾燥した気候のフランスならでは。
屋根裏部屋からは子ども達が顔を出し、昔の映画にも出てくるような少し朽ちた木の窓枠に大きなテーブルと梁が並んだ天井。
どこからどこまでが自分達の手でつくったものなのか訪ねてみれば「う〜ん…ほとんどかな。」の一言。お見事!

そしてそのパーティに来ていた同じ村からのもう一組のご夫婦。
「そんなにブリコラージュに興味があるなら家にいらっしゃい!」とこちらもお宅拝見。
そこに住むのは60代後半のご夫婦。古いファームだった建物を自宅に改装したとのこと。
100年以上も昔の古い塀を壊している現場を見つけてすぐにトラックで向かいすべてその塀のかけらを拾ってきたそうな。
そう…それが部屋全体をとてもよい雰囲気にしている室内の壁になっているのです。

石と石の間をひとつずつ埋めていくこと何十年。そうなのです!本当に何十年もこの作業を続けていらっしゃるのです!「そろそろ40年近いかな…。あと2つくらい部屋を増やしたいね。」サラリとおっしゃるご夫婦。(庭の片隅には今でも古い石達が待機しています)そしてインテリアやベットまわりももちろん手作り。

このままホテルになりそうなくらい素敵なゲストルームです。(残念ながらここでは宿泊していません…)ここのお宅でも多く見られる木組みの壁
これは元々フランス北西のノルマンディ建築から来ているそうです。


ノルマンディの首都、ルーアン。(ジャンヌダルクが処刑された地)この町にはカラフルな木組の家屋が並んでいます。
本当に人が生活している建物なのだろうか…と疑ってしまいたくなるほどカワイイ町並み。

▼ルーアンの紅茶サロン。当時流行ったパリ風のアールデコの入り口がかわいい。 ▼ルーアンの見所のひとつ。針が1本で有名な大時計。 ▼木組の家が軒を連ねるルーアンの町並み。

▼お店が1件も無いような小さい村。どこまでも広がる草原。
そのルーアンから車で走ること30分。そこにも又自分達の手でブリコラージュを楽しむ小さな村がありました。
ノルマンディ建築の木組はまっすぐでない所がまた良い味を出しているのかもしれません。裏庭にはかわいいツタのからまる倉庫。

倉庫の内側に雑多に並んだ生活用品。赤いギンガムチェックも小さな気配り。▼
▲ノルマンディ建築の木組の家。 ▲ツタのからまる農具倉庫。 ▲ノルマンディのあちこちで見られるファームのお家。








そして雑多に並べられた農具や庭の手入れ道具。
必要だからそこにあり、使わないけどそこにある…そんな生活雑貨たちも「家づくり」「生活づくり」の一部になっている
ようです。



petite paris = フランス生活&雑貨 =
www.petiteparis.net
蚤の市やアンティークショップからのアンティーク雑貨、DIY・ソーイング雑貨、まるで隠れ家の様なパリのテキスタイルデザイナーのアトリエからのかわいい小物たちなどを、フランスからご紹介しています。
フランス生活の紹介コラムもお茶でも飲みながらごゆっくりどうぞ。


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