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12月も半ば。街は色とりどりのクリスマスディスプレイでいっぱい。キラキラしたイルミネーションの灯りもこのシーズンならではです。玄関ドアーに飾られたリースもたくさん見かけるようになりました。今回のカンファンガーデンはリースの素材として欠かせないドライフラワーがテーマ。センスの良さとナチュラルさが人気のドライフラワーショップ“ジョーズハウス”を主宰されている藤島新さんにドライフラワーの魅力をお伺いしました。
ドライフラワーの歴史は古く、古代エジプトまでさかのぼるといわれています。ヨーロッパなどでは、生活の中でハーブ類を保存させる方法として、また花のない時期に花を楽しむ方法として楽しまれてきました。日本での歴史は浅く、洋風のライフスタイルが定着し、クリスマスシーズンを中心にリースなどが普及してきたここ数十年というところでしょうか。
10数年前に比べると格段の進歩を遂げたのが花材の豊富さです。以前のドライフラワーというとムギワラギクやバラ、センニチコウなどの10種類くらいに限られていました。色もピンクや赤、黄色が主流。花の種類が少ないとワンパターンになりがちで、庭で生き生きと咲く花や生の花に比べると決して魅力的とは言えないものもありました。
生花に比べ長い間楽しめるのがドライフラワーの魅力ですが、一口にドライフラワーといっても作り方の手法は様々。シリカゲルで乾燥させたもの、着色や脱色を施したもの、近頃注目のプリザーブドフラワーもドライフラワーの一種、そして自然に乾燥させたナチュラルなもの、木の実や枝もドライフラワー素材としては欠かせないものになっています。「ナチュラルなドライフラワーに魅かれる」という藤島さんも様々な花をドライフラワーにして試してきました。以前は考えられなかったチューリップやパンジー、ガーベラもドライにしてみると生とは違った表情が出てきました。枯れたものの美しさとでもいうのでしょうか。ぐっと魅力的になったと言います。もちろん自然のなかで立ち枯れたものも素材としては見逃せません。
ジョーズハウスのドライフラワーは自然乾燥が基本です。オリジナルもいっぱい。当然ちょっとしたポイントをおさえれば、誰でも自分で育てた花をドライフラワーにすることができます。基本的にはつるしておけばドライフラワーになりますが、自家製のドライフラワー作りで大切なのは、花が一番綺麗な時に乾燥させること。ピークの状態の花をなかなか出来ることではありませんが、出来上がりを見ると色の鮮やかさに明らかな違いがでてきます。“日に当てない、大きな束にしない”こともポイントです。普通の部屋でもできますが、除湿機のある部屋やエアコンのある部屋につるしておくと、より綺麗なドライフラワーになるそうです。
この時期の魅力的なドライフラワー素材と言うと何といっても“実もの”。トウガラシ、サンキライ、バラの実などを使うと、季節感がぐっと増してきます。「お正月のドア飾り用には、外に飾る事を考えると花の素材よりは実ものがお勧め。欲しい時にすぐ見つかるものではないので、翌年用のものを秋のうちに手に入れておくといいですよ」と教えてくださいました。オーナメントのあしらいで季節感の演出をしてもいいそうです。
そういえば、お店の中にはクリスマスのオーナメントやミニ凧、追羽根なども。小物のセレクトも欠かせない要素なのだというのがわかります。アレンジメントに使う器も花用でなくてもお気に入りのホーローやアンティークの雑器を使うとオリジナリティーが出てきます。
自分で育てた花でお気に入りの器を使い、アレンジメントをしたりリースを作ったり・・・きっと素敵でしょうね。冬の間にそんな春のお庭を夢見て、計画するのはいかがでしょうか。
一年中楽しめるドライフラワーですが、季節が変わるとまた違った魅力があるはず。夏の初めくらいにまた訪ねてみましょうか・・・・
素敵なドライフラワー作品が見られるジョーズハウスのHPはこちら
http://www.big.or.jp/~joem/
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