▲パイナップルミントのアレンジメント
ハーブといえば、まずはミントを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。ミントは種類も多く、育てやすいハーブの一つです。今回のカンファンガーデンはミント特集。育て方を中心に、使い方をご紹介します。

Mint Date シソ科、多年草
和名
ハッカ
学名
MenthaSpecies
原産地
地中海沿岸








▲ペパーミント

半日陰で、湿度のあり、水はけの良い環境を好みます。繁殖力が旺盛で、囲いのないところに植えると、庭中がミントだらけになってしまうほど。鉢で育てる場合は1種類ずつ植えましょう。違う種類を一緒に植えると交雑してしまい、本来ではない香りになってしまいます。庭に植えるときも交雑に要注意です。



▲アップルミント

どんどん収穫して、どんどん使いましょう。根元から刈り取るとその後、新芽が伸びてきます。穂のような花は可愛いのですが、花を咲かせると香りが落ちるので、葉を使いたい時は、花を摘むと良いでしょう。摘み取った花はアレンジメントに加えると素敵ですよ。


暑さにも寒さにも強い宿根草ですが、乾燥に弱いので、真夏は西日の当たらないような場所がいいでしょう。特に鉢で育てる場合は完全に乾ききらないように注意します。冬は地上部が枯れますが、春になるとまた新芽が出てきます


▲水挿しで発根しました

 種まきでも、挿し木でも増やすことが出来ます。挿し木は、コップに枝を挿しておくだけでも発根します。今の時期ならば、約1週間で根が出てきますよ。発根したら、土に植えてくださいね。


 胃腸の働きを整える働きがあるので、食後のお茶に最適です。消化不良や食べ過ぎたとき、脂っこい食事の後に飲めば、胃もたれや胸やけもすっきり。
お風呂にミント液(ティーを作る要領で。ティーの作り方はカンファンガーデン4月15日号)を入れると、疲れが取れ、気分もすっきり、デオドラント効果もあります。ただし、体の表面の熱を奪う作用があるので、大量の使用には要注意。フットバスにするとむくみに効果あり。歯磨きに使うと殺菌作用で口内の健康も保てます。ミント液で口をすすげば口臭予防にも。


 ふき掃除にいかがでしょうか。殺菌消臭になるし、床の艶出しの効果もあるようです。ミント液を冷やしておしぼりにすれば、清涼感が伝わります。制汗やデオドラント効果もあります。また、スプレーボトルに入れてお部屋にスプレーすれば、消臭や空気清浄にもなりますよ。でも、ティーの要領で作ったミント液は保存がききません。丸一日たつと成分が変化してしまいます。一日以内に使い切りましょう。


 料理やお菓子作りには、刺激が少なく甘い香りのスペアミントがおすすめです。肉と一緒に焼いてもおいしい。エスニック料理ではサラダにしたり、ソースにしたりします。マカロニサラダに刻んで入れると、いつもと違う風味が楽しめます。ポテトやグリーンピースのボイルに一枚入れると臭みがとれてさわやかに茹で上がります。また、濃い目のミントティーに好みの甘さをつけ、ゼラチンで固めると、さわやかなゼリーができますよ。



材料 : 食パン、キュウリ1本、スペアミントの葉5〜6枚、塩少々、マヨネーズ
(1)キュウリはスライスして塩をまぶし、水気をしぼる
(2) スペアミントは太目のせん切り
(3) マヨネーズをパンに塗り、スペアミントを散らす
(4)もう一枚のパンで挟んで切る


材料 : にんじん1本、スペアミントの葉10枚くらい、レーズン大さじ1、フレンチドレッシング(酢、EXオリーブオイル、塩、コショー)
(1) レーズンはぬるま湯につけてふっくらさせてから、水気をふきとる
(2) にんじんはチーズおろしですりおろす
(3) スペアミントはキッチン鋏で細く切る
(4)(1)、(2)、(3)とドレッシングを混ぜ合わせる。


一口にミントといっても、種類は本当に豊富。でも一般的に利用されるのは、そのうちのいくつか。それぞれ、特徴や使い道も違います。大きく分けるとメントールが含まれるぺパーミント系と甘さのあるスペアミント系になるようです。

▲パイナップルミント
▲ペニーロイヤルミント
▲オーデコロンミント
▲コルシカミント

種類

特徴

用途、その他

ペパーミント

精油成分のメントールが含まれスーとした香り。葉の先がとがっている。茎が紫色のブラックペパーミントと緑色のホワイトペパーミントがある。殺菌作用が注目されている。

ハーブティーに最適です。他のハーブとの相性もよく、特にシトラス系のハーブ、レモングラスやレモンバームと組み合わせたり、アップルジュースやミルクとの相性も良い。アイスティーにもおすすめのミント。

スペアミント

精油成分のメントールが含まれない。ペパーミントより刺激が少なく、甘さのある味と香り。

料理やお菓子作りにスペアミントを。肉料理に添えられるミントソースはスペアミントを使う。肉の臭み消し、殺菌、防腐効果。

アップルミント

リンゴの香りのミント。マルバミントとも言われる

フルーティーな香りはティーに向く。シトラス系のハーブとの組み合わせがおすすめ。料理やお菓子にも。

パイナップルミント

 

フイリの葉が可愛く、パイナップルを思わせる甘く、フルーティーな香り。

フイリの葉は、ブーケやアレンジメントの加えると、可愛らしくさわやかな印象。寄せ植えにも。フルーティーな香りはティーにもよい。

ペニーロイヤルミント

 

ほふく性のミント。

庭に植えるとほふくしながら育つので、グランドカバーになり、歩くたびにミントのさわやかな香りが楽しめる。かつては堕胎剤して使われていたので妊娠中の人は飲用は避けます。

オーデコロンミント

ベルガモットミントとも言われる。オレンジのようなさわやかな香り。

香りが強いので、クラフトに使いましょう。芳香剤やポプリにどうぞ。ハーブバスもおすすめです。

コルシカミント

丸く小さな葉が可愛いほふく性のミント。

淡紫の小さな花が咲く。葉が密に広がっていきます。グランドカバーにおすすめ。


秋の終わり、茶色い枝だけになったミントを刈り取って、リースにしてみましょう。枯れても香りはさわやか。リース台にして、デコレートしてもよいし、バスケット風にしてお菓子や雑貨をのせると可愛いですよ。

今回のサンドイッチのレシピは、私の友人の本からいただきました。
すぐに使えるハーブのレシピや利用法が紹介されています。
「ハーブガーデン」
永田 ヒロ子(著)

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