ドライフラワーには生の花にはない魅力があります。色の移ろい、形の変化、組み合わせもさまざまです。ナチュラルさとセンスの良さで人気のドライフラワーショップ“ジョーズハウス”の清里のショップを訪ねてみました。



参考にしたい窓辺の演出。
アナベルが盛りでした

 夏を思わせるドライフラワーというとどのようなイメージでしょうか。例えば、さまざまなグリーンをグラデーションのように並べた初夏の風のようなリース。ビタミンカラーの黄色やオレンジの花で作ったアレンジも元気が出そうです。それともリゾート風に海辺でひろった貝殻をあしらってみましょうか。

 そんなドライフラワーの素材やアレンジのヒントになる作品に出会えるジョーズハウスは漆喰の白壁のカントリーハウス。清里の深い緑に溶け込んでしまいそうなたたずまいです。通りに面した前庭には白いアジサイ“アナベル”やオレガノなどのハーブ、季節の草花が色鮮やかながら、あくまでナチュラルに咲いています。枝を丸めただけのさりげないリースも白い壁を引き立てていました。

 カントリーファンはもちろん、ガーデニングファンも思わずため息がもれてしまいそうなセンスの良さ。洗練されたカントリー&ガーデニングというカテゴリーがあるなら、お手本にしたいようなディスプレイと植栽です。

天使はジョーズハウスのもうひとつのシンボル 屋根にかかるのはクレマチス“モンタナ” 店内は作品はもちろん、素材やドライフラワーを引き立てる小物もいっぱい



 オーナーの藤島さんがドライフラワーに出会ったのは、20数年前。枯れたもののナチュラルな美しさに魅かれたそうです。一口にドライフラワーといっても色鮮やかなものから立ち枯れたようなものまで様々。いろんな植物をドライフラワーにしてみると生花の時とはまた違った魅力が表れてくるといいます。質感が違うのはもちろんのことですが、色についても独特の深い色合いが出てきます。「生花が自然のパレットなら、ドライフラワーはもうひとつの隠されたパレット」。藤島さんのこんな言葉に大きくうなずいてしまいました。
 シンボル的に植えられている“ミナズキ”やオレガノ“ケントビューティー”も隠されたパレットの魅力を発揮する植物のひとつ。ジョーズハウスのドライフラワーにはなくてはならないアイテムです。市場ではなかなか手に入りにくいこれらの素材は、清里で育てたものを使っています。ケントビューティーは近くに畑を借りて栽培、お店で自然乾燥させているそうです。ナチュラルな魅力の秘密はこんな所にもあるのですね。

オレガノ
“ケントビューティー
ハイドランジア
“ミナズキ”
ヤマハハコ
ルドベキア

看板にも絡んだ“モンタナ”。葉の風情も素敵です
 ショップのある“牧場(まきば)通り”は牧場風の白い柵とカントリー風のお店やコテージが建ち、 ちょっとしたカントリーストリートといった風情。5月下旬ごろには、ピンクのクレマチス“モンタナ”が咲き乱れます。最初に植えたジョーズハウスから花の魅力に魅かれた通りの方々が次々と植えて広がっていったそうです。花は伝染すると言いますが、本当ですね。でも清里の中ではまだあまり知られていない場所だとか。この夏、清里を訪れる予定のある方は、カントリーテイスト溢れる牧場通りに是非行ってみてください。



清里店ではサマーレッスンも予定しています。お教室も楽しそうですね。
http://www.big.or.jp/~joem/kiyosatoja.html

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