今年も11月半ば。クリスマスのディスプレイが気になる季節です。もう飾りつけを始めたなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近は家の中だけでなく、お庭やベランダをイルミネーションで雰囲気を盛り上げるお家も増えてきましたね。
玄関のシンボルツリーなどをライトアップすれば、それだけでクリスマスの気分が盛り上がります。
今回のカンファンガーデンは、プロの造園家でもあり、毎年自宅の庭のイルミネーションがご近所でも評判の石黒真介さんに、樹木にイルミネーションを取り付けるときのポイントなどをお聞きしました。
プロの技を盗んでしまいましょう。



 植庭のイルミネーションに必要なのは器具一式。最近ではホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。
電球式とLED(発光ダイオード)があります。
それぞれの特徴としては、LEDは省電力長寿命ですが、値段が高いのが難点。電球式は値段が安いので、たくさん取り付けたいときには電球式がお勧めです。
また、インターネットのオークションや東京近郊にお住まいの方だったら秋葉原や浅草橋の問屋街で入手すると安く手に入れられるそうですよ。
購入前に飾り付けにどのくらいの長さが必要か、見積もっておくと後で足りなかった、なんてことや予算を立てるのに役立ちます。


電球の色はホワイト、ブルー、ミックスなどいろいろあります。
また、点灯時間の間隔も1セットごとにコントローラーが付いているので、変えることができます。
普通の家なら色や点灯の間隔を揃えるとすっきり見えます。
石黒さんは東京ディズニーランドや日比谷シャンテなどのイルミネーションの名所といわれるところに行って、参考にしたりするそうです。
今はクールなブルーがお勧めとおっしゃっていました。




 コールドクレストなどのコニファーのような円錐形の樹木は樹形をかたどるようにソフトクリーム状に飾り付けると樹形が際だって綺麗な仕上がりになります。
木の根元から木のてっぺんに向かって放射線状にコードを渡し、ところどころビニタイで固定していきます。
木と同じ高さの支柱を立て、支柱にコードを固定するとよりしっかりします。ネット状になったイルミネーションも売られていますが、それも簡単でお勧めです。
他の木でも木の形にとらわれないで、コードをたらしたようにしたほうが、数少ない電飾できれいに見えるそうてすよ。
幹に巻き付ける場合は、枝の先端まで巻き、また巻きながら幹に戻ると全体に散らばった感じになります。



 ますます寒くなる時期のイルミネーションの取り付けですが、寒さを我慢して夜取り付けると、光の散らばり具合を確認しながら取り付けることができるので、より効果的です。



 屋外用のイルミネーションライトは防水仕様になっていますが、念のためビニールなどをかぶせて、雨がかからないようにしておいたほうが安心です。






電球式のものだと、たった一球だめになっていても、全体が点灯しないこともあります。
取り付ける前には必ずコンセントを入れてみましょう。
もしだめな場合でも取り付ける前なら、交換もしてくれますよ。


住宅街では、一晩中点灯することは避けたほうが良い場合もあります。
石黒さんは近隣から苦情が出たことは一度もありませんが、やはり配慮は必要ですよね。
また、点灯する時間もほぼ毎日同じ時間にするように心がけているそうです。
小さな子どもから、見に来たけど付いてなかったと言われて反省したこともあるとか。
お宅のイルミネーションを楽しみにしている人もいるかもしれません。
無理することもありませんが、楽しみにしている人がいることもお忘れなく。
 
初めてお庭にイルミネーションをつける場合のポイントをいくつかご紹介しました。
石黒さん宅のイルミネーションは園芸雑誌やTVなどでも紹介されています。
プロの造園家としての知識もさることながら、1セット300球のイルミネーションを一本の木に15セットも取り付けてしまうという徹底した実践を経て、いろいろなことを学んだといいます。
でも、今年は、残念ながらイルミネーションをつけないことにました。
秋からの台風や先日の地震で多くの方が辛い年末を過ごしていることに心を痛めて、今年は華やかなことは自粛するそうです。
ですから、今回ご紹介した写真は一昨年の写真です。
カンファン読者のイルミネーションの写真をイメージボードでお待ちしています。



昼間の石黒さんのお庭。
カンファンガーデン2002年12月号で紹介しています。
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