12月ともなると、庭のお花も一段落。宿根草も地上部の枯れたところは整理してお 庭もすっきり。暖かい地方では、パンジーやビオラが花壇の主役というお宅も多そうですね。
さて、10月から始まった“育てることにこだわった土の話”シリーズの3回目です。
前回はお庭の土の診断方法をお話しましたが、今回は診断してみて、どうもうちの土は植物が育ちにくいのでは、と思われた方のための土壌改良のお話です。

土壌改良は夢の実現の第一歩
 植物にとって育ちやすい土とは、どのような土が良いのかは、前回までに何回もお話しました。
植物が生き生きと育つ庭にするためには、土がとても大切です。ただ、何年も植物を育てたことがない庭土や新興住宅地などの庭土は、瓦礫などが多く埋まっていたり、硬くしまっていたり、植物にとって育ちやすい環境とはいえないこと
が多いようです。
 植物が育ちやすい土とは、通気性・排水性・保水性・保肥性に富む、フカフカした土です。ではどのようにしたら理想に近い土作りができるのでしょうか。

土をフカフカの状態にするには

◆腐葉土や堆肥(有機物)を投入する


腐葉土や堆肥を土にまぜるのは土作りの基本です。これらの有機物を入れることによって、土の中の微生物を増加させ、良い土の条件である通気性・排水性・保肥性を総合的に改善する効果があります。粘土質の硬い土も砂質土壌も改善します。

☆投入の量の目安
新興住宅地などのように初めてスコップをいれたようなところでは、植え付けの1週間まえ位に1?あたりバケツ一杯を目安に投入しましょう。その後毎年一回1坪あたりバケツ1杯の腐葉土や堆肥を入れると理想的。繰り返していくと、それまで何も育たないとあきらめていた日陰のような場所でも、適した植物を植えれば、きっと植物がこたえてくれるようになるでしょう。



◆石灰資材を投入する

 多くの植物は微酸性から弱酸性の土壌を好みます。日本は酸性土壌の国。石灰質のブロック塀のそばなどがアルカリに傾くことがありますが、自然のままではアルカリ土壌は存在しません。ハーブなどの石灰土壌の地方を原産とする植物を植える場合も酸性土壌を改善する必要があります。
具体的には苦土石灰や消石灰、有機石灰などの石灰質肥料を投入します。

☆ 投入の目安
理想は植え付けの1ヶ月前くらいに石灰質肥料を散布し、土とよく混ぜ合わせます。
量は1?あたり150〜200gを目安とします。土の表面にうっすら霜が降りたくらいと覚えておくとわかりやすいでしょう。石灰質肥料を散布後約1〜2週間後に有機物として堆肥や腐葉土を混ぜ合わせるとフカフカの土になります。石灰のみを連続して投入すると有機物の分解や消耗が激しく土が固くなってしまうので、石灰質肥料を入れたら、有機物を投入するのを忘れずに。

通気性と水はけの改善

◆土壌改良材(バーミキュライト、パーライト)を投入する

特に粘土質の土壌の場合、多少値段がはりますが、有機物だけではなくバーミキュライトやパーライトなどの鉱物性の土壌改良材を投入するよいでしょう。通気性と水はけをさらに改善することができます。

☆投入の目安
石灰質肥料散布後1〜2週間後、1kgあたり5リットルを目安に投入します。
 

さて、今回は具体的な土壌改良の方法をお話しました。次回は今回紹介た土壌改良材の特徴と役割についてお話します。腐葉土の作り方も紹介しますので、落ち葉がたくさんあって大変、という方。ゴミに出さずに袋に入れてとっておいてくださいね。
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