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取材:グリーンアドバイザー 三浦香澄
長いようで、あっという間の夏休み。我が家でも新学期が始まり、ようやく日常の生活が戻ってきました。
夏の間の水やりはうまくいきましたか?夏のみずやりはひと仕事。天の恵みの雨にホッとすることもありますよね。
さて秋のカンファンガーデンはお庭紹介から始まります。
季節は秋ですが、バラのキレイなSさんの春の庭。小さいながらもつるバラをとっても上手に育てています。
「スモールローズGarden」という呼び方がぴったり。バラ選びの参考にもなるでしょうか?
Sさんがバラを育て始めたのは6年前。現在の一戸建てに住まいを移してからです。以前の住まいのマンションのベランダでもミニバラを育てていましたが、照り返しがきつかったり、下のお宅への水漏れなど、上手く行きませんでした。
初めて植えたのは、いただき物のモッコウバラ。何にも考えずに植えたそうです。翌年には、グラハムトーマス、メアリーローズ、ユメオトメ、ヨハン・シュトラウスと一気に増えました。いずれも比較的丈夫で育てやすく、人気のあるバラたちです。
「最初は、ツルばらの庭にするつもりは無かったのですが、いつのまにかはまってしまいました」と言うSさん。バラの栽培で有名な村田晴夫さんのバラの教室に通ううちに、ツルばら魅力のとりこになってしまいました。
「狭い庭だし、ツルばらは似合わないと思っていたのですが、狭いからこそつるバラを生かした庭造りが出来る事がわかりました」。また、「庭はそのお宅一軒だけのものではなく、街のもので町の風景の一部」という村田さんの考え方にも共感したといいます。
そんな考え方から、外から見える目線にこだわった庭造りをしているというSさん。家の中からきれいに見えるのではなく、道路側から見てどうしたらきれいに見えるかをいつも考えた庭造りをしています。その時々で一番きれいに見えるように鉢も時々動かしています。
近所の方が「ゴミ捨てのついでに見るのが楽しみ」とか、「散歩するとき、いつも遠回りして身に来るんですよ」と声をかけてくることもしばしば。「とても励みになりますね。ガーデニングを通じたお友達も出来たし、今年は、挿し木にした“ユメオトメ”がいろんなところにお嫁に行きました」。
フェンス脇の木にとても素敵なアルミの鉢カバーを見つけました。そのままハンギングポット風にもなり、とても洒落た雰囲気です。よく見ると、天使の羽のようなものもついています。なんでもない鉢と植物が特別なものに見えてくるから不思議です。テレビを見て、見よう見まねで作ったそうです。
ガーデニングの楽しみは、植物育てだけではありません。その人ならではのセンスで、いかようにも演出することが出来るものです。ゴチャゴチャして見えないようにしているというSさんのお庭は、とても整理されています。あれもこれもと欲張るのではなく、いわば上手に引き算された庭です。今ある空間にいかに植物や小物をマッチさせ、組み合わせるかで、そのお庭ならではの魅力が生まれてきます。そんな事をあらためて思わせる素敵なお庭でした。
秋の風ながらも、ご紹介の写真は春の庭。
薔薇の園を夢見て・・・
バラ選びの参考にしてくださいね。
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