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早いもので今年もあと2ヶ月。暖房が恋しい季節が間近です。11月は来年の春のお庭を夢見て、あれこれ計画を立てる時期です。色とりどりのパンジーやビオラ選びに迷いながら、球根が咲く姿を思い浮かべ、色の組み合わせを考えるのも、ガーデニングの楽しみのひとつです。
さて、今回のカンファンガーデンは宿根草のナチュラルさにバラの華やかさを加えたUさんのお庭。自然風の中にもロマンティックな雰囲気を漂わせた優しいお庭です。
閑静な住宅街のUさんのお庭には門扉も塀もありません。「毎日がオープンガーデン」とUさんがいうように、誰でもが見ることができます。また思わず立ち止まらずにはいられないほど、バラや様々な植物がナチュラルに咲きそろい、道行人をいざないます。
Uさんのお庭の魅力は自然な植物の絡み合い。まるで野の花のようなナチュラルさ。よく見ればそのほとんどが園芸植物なのですが、あくまで自然風に見えるのは、優しげな植物を上手に組み合わせているからでしょうか。
色に配色も技が光ります。適材適所といってもいいくらいに、お互いに引き立てあっています。
「群生が好き」というUさんは、イタリアに5年、イギリスに3年滞在していました。「イタリアはガーデニングが盛んと言うほどではありませんが、野の花の群生が印象的でした」。また、イギリスのお庭を見て、ナチュラルなコテージガーデンに惹かれたといいます。
日本に帰ってきて、お母様が育てていた山野草中心のお庭を大好きなフランネルソウ、シレネ、スカビオサなど宿根草のお庭に変えていきました。今まであった樹木はそのまま背景にしたそうです。その宿根草のお庭は当時のNHKの「私のガーデニングコンテスト」で優秀賞の栄誉に輝きました。
3年前からは、徐々にバラを増やし、今ではバラと宿根草のお庭に。バラといってもオールドローズなどのようなクラシックであまり主張しすぎないバラが中心ですから、他の植物との相性は絶妙です。
小輪系のバラの組み合わせもお手本にしたいほどでした。
Uさんの良さはインテリアにも表れています。モダンなつくりの家にアンティークのグッズが見事に調和しています。さりげなく置かれた“スージー・クーパー”のプレートやカップ&ソーサー、そして手作りのティーコジーには目を奪われてしまいました。好きなものに囲まれて生活に潤いをもら足しているUさんのライフスタイルは、女性たちの憧れといってもいいくらいです。
Uさんのこれからに課題はお庭のバリアフリーだそうです。散歩の途中に立ち寄ってくださるお年寄りの方たちのために歩きやすくしたり、植えすぎてしまった植物を少し整理して空間を作り、腰掛けたり、落ち着けるスペースを作る計画をしています。また、年齢に合ったローメンテナンスのガーデニングをしたいとも言います。「負担が増え、楽しみが苦しさに変わらないようにしないといけませんから」と。
Uさんが今惹かれているのは多肉植物とダリア。今度お伺いするときは、また違う印象を与えてくれるのかもしれませんね。
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