5月になりました!東京ではモッコウバラも咲き始め、ガーデンは一年で一番華やかな時期を迎えようとしています。私はこの時期になると、買い物やお出かけの際のルートを変えて、色んな場所やお家の花ウオッチングをします。玄関先や生垣、街角の花壇の様々なお花を見ているだけで、
ワクワクしてきます。自然とお気に入りのルートが出来たりして・・・。
5月のカンファンガーデンは、皆が大好き「ラベンダー」です。ラベンダーと一口に言っても
とっても奥深いもの。ですから、今回は品種による育て方を中心にお話しします。参考にしてみてくださいね。
ラベンダーはシソ科ラバンデュラ属の常緑性の低木です。木本性のハーブなのですね。学名のラバンデュラの語源はラテン語の「洗う」に由来しています。紀元前の古い書物にも登場するくらい、昔から日常の暮らしと深く結びつき、名前の由来からもラベンダーの香りを浴用や衣類の香り付けに使っていたが推測できます。
ラベンダーには様々な種類があります。代表的な品種はイングリッシュラベンダー ( アングスティフォリア系 ) 。コモンラベンダー、トウルーラベンダーという呼び方もあります。もうひとつの代表品種はフレンチラベンダー ( ストエカス系 ) といわれる穂の頭にリボンのような苞葉があるタイプです。他にもたくさんの品種がありますが、一般的な5種類をご紹介します。
ラベンダーといえばこれ。いくつものラベンダーの中で最も香りがよいのがこの種類です。殺菌、抗菌、鎮静作用などの薬効をはじめ、多くの働きがあるといわれています。クラフトやハーブバス、料理などの利用度も一番のラベンダーです。
耐寒性はありますが、高温多湿の日本の夏が苦手。暖かい地方では株を維持するのが難しいようです。日当たりと水はけ、風通しの良い場所に植え、蒸れないように切り戻しや枝すかしをしましょう。鉢植えなら、梅雨時の雨を避けて、軒下やひさしの下に置いたりしましょう。ベランダなどの床面が暑くなるようなところでは、ポットフィートやレンガなどで鉢を持ち上げて、風が通るようにしてあげると大分違うようですよ。
多種に比べて寒さに弱い半耐寒性ですが、日本の高温多湿の夏にも比較的良く耐え、開花期間が長く、次々に花を咲かせるので庭植えにもいいでしょう。
デンタータとは、ラテン語で「葉のような」という意味です。その名の通り、葉のような切れ込みのある葉が特徴です。この品種をフレンチラベンダーの仲間に加えたりもします。ちょっと紛らわしいですね。香りは野性的でドライフラワーや料理には向きません。
暑さには強いのですが、耐寒性はさほど強くはありません。四季咲き性があるので、あまり寒くない地方なら冬でも花を見ることも出来るでしょう。
花穂と花茎が長く、大株に育ちます。高温多湿や病気にも比較的強く、日本の暖地でも育てやすいラベンダーです。庭に植えても大株に育ち、たくさん収穫できます。
レースラベンダーとしても知られている品種です。優しげな花が美しく、切れ込みの深い繊細な葉もとても魅力的です。香りはありますが、ハーブとしても利用には向きません。観賞用として、寄せ植えなどで楽しむといいでしょう。
冬の初めに園芸店などで出回りますが、寒さにはあまり強くありません。冬は室内に取り込んだほうが安全です。耐暑性も普通なので、暑さ対策もぬかりなく。
種で育てられるタイプもありますが、一般的には挿し木が向いています。イングリッシュラバンダーなどは、2〜3年でダメになってしまったという話を良く聞きます。その前に挿し木などで増やしておいて、株の若返りをはかりましょう。木本性なので、下のほうが木になり、茶色いままの株も良く見かけます。対策としては、夏場の切り戻し、枝すかしと、冬前の剪定です。
切り戻しは、蒸れを防ぎ、風通しを良くするためには欠かせないラベンダーを育てる上での重要なポイントになります。
また、冬前に剪定をしておくと、春に新芽が伸びてきた時、株が低く抑えられ、見た目も綺麗です。
ラベンダーは香りも素晴らしく、花もロマンティックで私も大好きです。お花屋さんで衝動買い、なんていう方もきっといらっしゃるでしょうね。品種によって多少育ち方が違ってきます。
上手に育てて、ステキな香りを生活に取り入れてくださいね。