6月になりました。もうまもなく梅雨の季節ですが、我が家ではまだバラが咲いています。今年はお花の開花が遅く、特にバラはいずこも遅めと聞いています。日照時間が少なかったせいもあるのでしょうか。いつもなら開花期間が短いのですが、今年は例年より長い気がします。天候不順で咲かないのは困りますが、長い期間バラの花が楽しめるのなら、まあ良しとしたいところですね。
 バラの話題で今月のカンファンガーデンでスタートしましたが、今回ご紹介するのはマンションのアプローチを見事な花壇にしているAさんのお庭です。さっそくのぞいてみましょうか。

 マンションのオーナーでもあるAさんのガーデニングスペースはマンションの入り口にあたるにアプローチ部分。マンションとは思えないような手入れの行き届いた草花が出迎えてくれるスペースになっています。
 以前は平らな石畳だったところに花壇を作ったのは6年前。花壇や壁面を飾るアイアンのフェンスなどはご自身でデザインされました。わずかに坂になっているアプローチに置いた鉢は強風のたびに転がったりして、手入れが大変だったと言います。花壇を作ったおかげで、植えた植物は以前より伸び伸びと育ち、水遣りの手間も大幅に軽減されました。

 マンションの住民の方にとっても玄関先になるため、いつも整然と綺麗にしておきたいと、毎日の手入れを欠かしません。当然住民の方たちの評判はすこぶる良好。「癒されます」とか「緑を見るとほっとします」声をかけられるとやりがいも生まれてきます。空き室を見に来た人も気に入ってくれる人が多く、すぐに決めてくれるのだとか。イメージアップの効果は絶大ですね。
 また、その効果は夫婦関係にも。車の運転をされないAさんのためにご主人がガーデニングの買い物に付き合ってくれる良い影響のおまけ付きです。「自分の楽しみだけでなく、住民の方に喜んでもらえることがとっても嬉しい」とAさんは言います。

 建物南側は樹木と芝生を中心とした前庭になっています。ここも住民の方にとっては自分の庭のよう。芝生の一角に華やかな花壇を配し、バラや大好きなクレマチスの鉢を置きました。
 樹木の合間を回遊できる部分にはメルヘンの世界が広がっています。以前お友達を招いたとき、誰も庭の奥に行かなかったのは見るべきものがないせいかもしれないと思われたそうです。ならば、奥に言って見たい工夫を、と思い、ガーデングッズを配してみました。グッズを買い集めていったら、それで物語の世界が出来ることに気付き、各コーナーを物語風にディスプレイしてみました。
 ガーデングッズはピカピカの新品より、古さを感じさせるもののほうが味わいが出ると言います。また同じ素材・テイストのもので組み合わせるとまとまりが生まれるという技も教えてくださいました。
子どもの頃から、童話や空想の世界が好きだったというAさん。ご自分のセンスを生かし、とても楽しくガーデニングをしている様子が伝わってきますね。

 いつ伺っても、本当に手入れが行き届き、植物が生き生きとしているAさんのお庭。道路に面した部分もたくさんの寄せ植えを飾って、道行く人の目を楽しませてくれます。朝の水遣りから始まって、午前中いっぱいくらいは花ガラを摘んだりの作業に費やすのだそうです。自分の楽しみのためだけではなく、周りの方も幸せになるガーデニング、お手本にしたいですね。

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