暑い熱い夏真っ只中・・・海や山に繰り出し、アウトドアを楽しむ方がたくさんいらっしゃることでしょう。そこでご提案! 今年はアウトドアをもっと楽しめる、そして、ビールがどんどん進む美味しい "燻製作り"にチャレンジしてみませんか。
 “燻製”と聞いて、まず「難しそう!」と“×”マークが頭に浮かぶ方も少なくないと思いますが、これが意外と簡単。しかも初めての方でも案外失敗が少ないものです。何よりも、出来立て&自家製の“燻製”を口に出来るという、贅沢な時が過ごせるということ。“燻製”作りでもっともっとアウトドアが楽しめること、請け合いですよ!

 そこでpick upでは、2回に渡り“燻製"通の沖のぼるさんにナビゲートしていただきながら、“燻製”についてわかりやすく教えていただきます。
1回目の今回は、燻製のいろはと、ビールが進む簡単“燻製”の作り方のご紹介!

 ぜひ、この夏チャレンジしてみてはいかがでしょうか。



燻製"ってなに?
 時は石器時代・・・低温の保存場所も無く、肉や魚を天日で乾燥させる方法が、唯一の保存方法だった頃・・・。ある時、火から生じる煙が、肉や魚をより効果的に乾燥させることに気付いたのです。その上、煙のお陰で虫が付かず、食べるときの風味もアップ、保存期間も長くなるというたくさんの利点があることから、食べ物を"燻製"にするようになったと言われています。

 ところで、今ご時世『煙を食べて大丈夫?』と、お思いになる方もいらっしゃるでしょうが・・・“燻製"は、煙草の煙とは全く違い、化学的にも発ガン性の問題もクリアーされている安全な食品です。安心して、美味しい体験してくださいね。



燻製の種類には4種類・・・簡単に楽しむなら冷燻と温燻
15〜30℃(平均約25℃)の低温で行う。(日本では冬を中心に行なう)
生ハム、ベーコン、ドライソーセージ、牛タン、スモークサーモンに向く
30〜80℃(菌の繁殖が押さえられる温度を中心)で行う
ロースハム、ベーコン、ビーフジャーキー、ソーセージ類などに向く
120〜140℃で行う
スモークドビーフ、小さな魚などその場で食べる物に向く
液体燻製 木酢液に浸けてた後、乾燥する(大手業者などがする)



燻製"ってなに?
燻 煙 肉類(牛、豚、鶏、羊(ラム))魚類(サケ、マス、サンマ、ニシン、サバ、卵巣)
チーズ、卵、ちくわ
前処理 ・一斗缶で
   簡易スモーカー



※完成したスモーカーを
 使ってスモークをかけ
 る前に、素材は入れず
 に1度はチップを燻し
 てスモーカーの側面の
 処理をする。
※蓋に温度計用の小穴を
 空けておくと便利


段ボール箱
   簡易スモーカー
 熱源をすっぽりかぶせれ るよう、一方の辺をくり抜く。
 材料をつるせるように、または網などが置けるよう工夫する。

塩漬 木そのもの・・・・・・チップとなる木をそのまま切ったもの、木片
チップ(おが屑)・・・カンナなどで削ったもの、1番一般的
スモークウッド・・・・チップやおが屑をさらに細かく削り固めたもの

 ≪スモークに合う木とは・・・≫
   燃えるのに時間がかかり、樹脂の少ない堅い木。
   煙がよく出てススが少なく、香りがいい広葉樹がよい。
    ・日本・・・サクラ、リンゴ、ブナ、ナラ、クルミ等
    ・輸入物・・・ヒッコリー、オールダー等がポピュラー


  ※砂糖の粗目ブランデーハーブを加えると色付けや香りが良くなる
塩抜き 肉類には・・・ベイリーフ、オールスパイス、ガーリック、セージ、タイム、グローブ、オニオン、
        ローズマリー、バジル、オレガノ、マジョラム、ネギ、ジンジャー、ナツメグなど

魚類には・・・ベイリーフ、タイム、ネギ、山椒、バジル、オレガノ、ディル、フェンネルなど
風乾


電熱器、ガス、木炭、固形燃料等
作りたいメニューや燻煙時間、燻煙温度を考慮して選ぶ



燻製"ってなに?
1 前処理 1.新鮮な材料を入手
2.傷んだ部分や汚れた部分は取り除く
  魚・・・内臓、血合い、えらなどの傷みやすい部分は取り除く
  肉・・・血抜き等
3.大きな素材は適当な大きさに切り整える
2 塩漬
         
調味料&スパイスの配合や燻製の方法で、仕上がりの味が決まる

乾塩法
(ふり塩法)
直接素材に、配合した塩等を摺り込む・・・初心者向け。
塩等が不均等になったり、無駄が多いのが欠点。
脱水が多い。

ソミュール法
(立て塩法)
塩分が10〜15%のソミュール液の中に素材を浸ける。
脂肪分が酸化しにくくソミュール液が均一にしみこみ、
過度に脱水せず、見た目や風味などが良い
(素材より大きな入れ物などが必要)
3 塩抜き 塩漬けした素材が完全に浸かる入れ物に入れ、流水で行なう。
(1時間おきに水を交換してもよい)
必要以上に沁みこんだの塩分を取リ除き、味を整えたり、表面にある腐りやすい
物質や匂いを取り除く大切な行程の一つ。
水洗い後、素材を少し切って焼き試食し『もうちょっと辛いほうがいいかな』と
思うぐらがよく、塩抜き終了のサイン。
4 風乾 素材を風通しのいい日陰で乾かし、不必要な水分や表面の水分を取り除く
表面が少し乾いている方が燻煙がよく付く
5 燻 煙 木を燻して煙を出し、その成分を材料に添加し、香りや色、味を付ける。
チップやスパイスの違いで香りや味に美味様な違いが出る。
多くの病原菌や、腐敗に関与する菌も死滅、長期保存ができる



燻製"ってなに?


材 料

チーズ(塊を適度な大きさ塊に切る)
チップ



作り方
・リンゴ・・・2つかみ
・サクラ・・・1つかみ
・粗目の砂糖・茶さじ1


50〜60℃の低温で約1〜2時間燻煙



燻製"ってなに?
≪準備するもの≫
ブタ3枚肉(1Kg×3)
スパイス
塩(いそしお) 大さじ7
砂糖 茶さじ2少し多目
ブラックペッパー 小さじ1
タイムパウダー 10ふり
タイム葉 3ふり
バジル 茶さじ1/2
ローリエの葉 2枚粉々にする
セイジ 茶さじ1/2
パプリカ 茶さじ2
ジンジャー 3ふり
ガーリック 茶さじ1多目
ナツメグ 5ふり
マスタード 茶さじ1
オールスパイス 2ふり
メース 茶さじ1少な目
コンソメ 茶さじ2(好みで)
マギーブイヨン 茶さじ2(好みで)
(大さじ15CC、小さじ5cc、茶さじ2.5cc)
チップ ヒッコリー 2つかみ
サクラ 1つかみ
リンゴ 1つかみ
サンショの葉 1つかみ
ポポーの枝 10cm×1














≪作り方≫

(前処理)
 肉をよく水洗い、表面の水分を完全に拭き取る

(塩漬け)
・金串で肉の表面を刺し、しっかり混ぜ合わせた
 スパイス類を手でまんべんなく擦り込む。
・二重にしたビニール袋で密封、冷蔵庫で5日間
 寝かせる
  ※肉と大きさと重さが同じ物をのせて毎日
   位置を変えたりひっくりかえしたりする

(塩抜き)
 塩漬けした肉を水洗いし、流水で1時間水洗い

(風乾)
・タオル等で水分を拭き取り約20分風乾
・ペーパータオルでくるみバットに入れて一晩
 (約15時間)冷蔵庫の中へいれる
・冷蔵庫より出して1時間程度風乾



熱乾
 スモーカーにいれ、40〜60℃で2時間程度乾燥
  (チップは入れずに熱源だけ)


(燻煙
・スモーカーにチップを入れ50〜65℃まで温度を徐々に上げ3〜4時間燻煙
・ベーコンから油が落ち始めたら燻煙を止める






次回は、秋に旬を迎える美味しい食材を使う“燻製”の作り方をご紹介。
食欲の秋にピッタリの本格的“燻製”や、
ちょっと早いクリスマス向けの“燻製”をどうぞお楽しみに。






のぼると愛子の燻製の部屋

初心者の方にも簡単に“燻製”を楽しんでいただけるよう、
レシピなどが丁寧に書かれてありますよ。


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