3人のキャンディーたちは、ローラ親子を見ながらニッコリ微笑みました。そしてカトリーヌの元へピョコピョコ走り寄りました。と、その時、3人の姿が風船玉がはじける様にプチッと消えてしまいました。その様子を見ていたカトリーヌが、「あら!消えたわ!」と驚いて叫びました。ローラと母親は、カトリーヌの声にびっくりしてカトリーヌの元へ近付いてきました。
「その辺でキャンディーたちが消えたのよ」カトリーヌは、草むらを指差して目を丸くしてびっくりした様子で言いました。「あら!オレンジ色のクローバーが3本あるわ!見た事ないクローバーだわ。なんて美しいんでしょう!」ローラの母親は座り込んでクローバーに手を触れました。すると、ローラもクローバーの近くに座り、クローバーを見つめました。
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「3人のキャンディーたちは、幸せを運んでくれた天使だったのね。きっとそうよ。そうだったんだわ」母親はローラを優しい眼差しで見つめました。「ママ、クローバーを持って帰ってもいい?宝物にするの」ローラが母親にねだる様に頼みました。
「そうだね。きっと3人のキャンディーたちはスイスへ帰れたんだわ。このクローバーは、ローラに幸せを残してくれたのかもね。ねえいいかしら?」母親はカトリーヌの方を見ました。「そうね。どうせ放とけば枯れちゃうんだし、ローラが大切にしてあげる方がキャンディーたちも喜ぶかもしれないわ」カトリーヌは、少し寂しげな顔で言いました。ローラは3本のクローバーを摘み、ポシェットへ入れました。
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「このご恩は決して忘れないわ。ありがとう」母親は、カトリーヌの元へ近寄り手を握りしめてお礼を言うと、ローラの手を取り「おうちへ帰ろう!これからはローラのそばにずっといるからね。お仕事はパパが頑張ってるんだもの。ママおうちにいてローラとパパの為に、おいしい料理を沢山作るわよ」とローラに言いました。
「ママ、はやくかえろーよ」ローラは母親の手を引っ張りながら、嬉しそうにはしゃいで言いました。「ええ」親子は仲良く手をつなぎ、河岸を歩き橋を渡り街中に消えていきました。「さてと、お買い物しておいしい料理を作らなきゃ。我が愛するご主人様の為にね」一人残されたカトリーヌは、
親子を見送ると橋のたもとへと向かって歩きはじめました。さて、3人のキャンディーたちは、どこへいったのでしょう?3人は再び真っ暗なワームホールへ迷い込んでしまい、さまよっていました。
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「きゃーどうなってんの?目が回るー助けてー」コロンコロンコロン3人が気付くと、3人は広い野原の斜面を転がっていました。
そして、コロンと木の根っこにぶつかりました。「いたー」「ここどこー」「いたいわよー」3人のキャンディーたちは、木の根っこをよじ上りました。すると、目の前に白いひげのおじいさんが現れて、「ひゃーおまえたち何者だー」とキャンディーたちを見たおじいさんは、びっくりして叫びました。
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次号へ続く
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