私がカントリーと言う言葉を知ったのは、雑誌「私のカントリー」の創刊よりも少し前の事でした。素朴な感じやアメリカンなインテリアや小物を見て、とてもいい気分になっていたのを覚えています。ふと、自分の部屋もこんな風に出来たらいいな〜などと思ったり・・・。少しずつですがクラフト物を作り出したりした頃に、地元であったお祭りに友達とフリマ出店したのが、初めてのショップ体験。その時に自分の作った物を目の前で「可愛い〜!」と褒めていただき、そしてお買上げしていただけた時の喜び!!それはもうとても嬉しいことでした。

 その頃から、雑誌等で自宅ショップを開かれている特集などを見ては自分もやってみたいな〜、雑貨に囲まれて過ごす事が出来るなんてとても幸せな気分になれるんだろうな〜などと漠然と考えていました。しかし、今の家ではショップとして使える部屋はありません。庭にログハウス?とも考えましたが、同居している母の趣味の園芸をする場所を奪ってしまうことになってしまう・・・夢はそこで止まっていました。

 それでも、近郊にあるショップを雑誌やネットで探しては、これからの参考の為にしたり、イベントなどに数回出店して行く間に、やはり自分でお店を持ちたいという気持ちがだんだんと強くなって・・・。そんな時、家の建て替えの話が持ち上がったのです。



 私は夢を何とか形にしたいと思い、家族の説得を始めました。同居している両親はショップをする事には反対はしませんでしたが、家の1階部分をショップ用に使わせてもらわないといけないので、部屋の割り振りで了解してもらうようにお願いしました。そして次は主人です。前々からショップをやりたいという事をよく言っていたので強い反対はありませんでしたが、自営業の家で育った主人は家で商売をするという事は簡単な事ではないよとだけ言ってくれました。これでついに夢がかなうことになったのです。



 自宅ショップを作るにあたって、私には1つの夢がありました。とても小さなショップスペースではありましたが、ミニキッチンを付けたかったのです。来てくださったお客様にコーヒーなどをお出しして、ゆっくりと雑貨についてお話できればと考えたのです。

 狭い空間だったものの、何とか付けられる事になったのは良かったのですが、住宅メーカーさんが用意してくれたのは、すごくシンプルすぎる物でカントリーとはかけ離れているもの! 急いで別の会社に依頼しようと見積もりを取ってみたところ、とんでもないお値段だったのです。驚きました! これから、雑貨などを仕入れをしたりしなくてはいけないので、内装にお金をかける余裕はありません。泣く泣く我慢する事にしたのです。夢のキッチンスペースは、ネットショップを開店する為のことも考え、PCスペースになってしまいました・・・ちょっぴり残念なこともこうしてありましたが、もちろんうれしい発見もありました。

 レジを置くカウンターをどうしようと悩んでいたときの事です。自分の希望サイズが欲しいと思ったらオーダーするしかありません。しかし、それはまたすごくお金のかかる事になってしまいます。そこで、昔からとても手先が器用だった父に「作れるかな?」と聞いてみたところ、「道具さえあればなんでも作れるよ」と言ってくれました。ちょっと半信半疑ながらもお願いしようと思って、一緒にホームセンターに行き、材木や道具を沢山買ってきました。だいたいのイラストを書いてサイズを明記した物を父に見せるとみるみる間にカウンターが出来上がってきたのです。 

 途中、サンダーがけや最後のペイントなどは母と私が担当しました。そこで、調子に乗った私はカーテンBOXやドールを飾る棚、挙句の果てにはカップボードまで、次々にお願いしていったのです。どの作品も父と母と私の共同作業ですが、気がついてみればお店の中全体が統一された家具で埋め尽くされました。いまだに父と母にはとても感謝しています。




 念願のショップオープンでしたが、最初のうちは知り合いの人やチラシを持った方が来てれたものの、次第に誰も来ない日が続き・・・「これではダメだ」と思い、ショップの終った後にチラシまきを開始しました。マンション・新興住宅地などや玄関にリースやオーナメントなどを飾ってる家をキョロキョロと見て探してはポストに入れるということを繰り返していくうちに、少しずつお客様が来てくれるように。また、一度来てくださったお客様がお友達を一緒に連れてきてくれたりと口コミで広がっているのを実感します。

 時には、ショップをやっていくことに自信もなくしたりもしましたが、お店に来ていただく方に「ここに来ると癒されるわ〜 」とか「ずっとこの空間にいたいわ〜」など、いろんな言葉をかけてもらうと、またやっていこう!と思えたりもするのです。

 実際にやってみて思った事は確かに簡単なことではありませんでした。ちょっと身体が辛いなって思った時も自宅ショップだからと気軽に休む事はしたくなかったので頑張りましたし、家族の協力と理解がなければやっていけなかったと思います。まだまだ、ショップも私自身もよちよち歩きの段階ですが、応援してくださる方に答えられるように日々成長して行きたいと思います。


かのこの一言

自宅ショップと同時にネットショップもオープン中だそう
ぜひのぞいてみてください。
Liaison Heart
 http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kumatan/
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